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2025.06.18
幹細胞療法

急性膵炎に対するADSC適用

基本情報

  • 年齢:16歳3か月
  • 犬種:トイプードル

症状

急性膵炎

治療のきっかけ

他院にて「膵炎(すいえん)」と「肝炎(かんえん)」の診断を受け、抗生剤や肝臓の働きを助ける薬(強肝剤)、炎症を抑える薬(抗炎症剤)による治療が行われていました。治療により症状は一時的に落ち着いていたものの、飼い主様は「また膵炎をくり返すのではないか」と再発をとても心配されていました。

そこで当院では、炎症を抑える効果が期待できるADSC(脂肪由来幹細胞)療法をご提案しました。ADSC療法は、体の修復を助ける働きがあり、再発を防ぐ目的でも注目されている治療法です。

経過

ADSC治療を行ってから現在まで、まれにやわらかい便が出るなど軽い消化器の症状は見られるものの、膵炎の再発は1年以上起こっておらず、体調は安定しています。

飼い主様も、「元気に過ごせていることが何よりうれしい」と、治療の効果にとてもご満足いただいています。